老人の独り言

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非正規労働者は最後になりそう

 今朝も新聞の折り込み広告に目を通しました。
 丹念に見たのは日曜日の朝刊に必ず折り込まれている求人広告で、ほとんど習慣のようになっています。
 処遇、賃金、労働時間等に注目しましたが、状況に大きな変化なしという印象でした。
 労働条件を巡っては、特に賃金に関わる動きが活発になっています。
 従来であれば賃上げ求めるのは労働組合と相場が決まっていましたが、今はこれに加えて政界も財界もこれに同調している状況です。
 『失われた30年』のなかで日本はほとんど賃上げがなされず、今や先進国の中で最も低い賃金水準だとも言われていますから、こうしたことが賃上げを求める動きの背景になっていると思います。
 2024春闘は、大手企業の賃上げは「空前の…」みたいな印象を受けますが、今後中小企業、零細企業等にどの程度反映されるのか期待しながら注目しています。
 先ほど「状況に大きな変化なし」と書きましたけれども、これは求人広告の内容がほとんアルバイトやパートなどの非正規だからで、春闘等の結果は当分の間は反映されなくて、たぶん全国的に最低賃金の見直しが行われる10月頃ではないでしょうか。
 非正規労働者は、賃上げの流れからして最後になりそうな気がします。
 私は40数年のサラリーマン生活を終え現在は非正規労働者として一日5時間週5日の仕事に従事しています。
 それで、賃金は最低賃金ピッタリで求人広告に目を通していると、これがかなり多い状況になっています。
 昔から非正規労働者は雇用調整や人件費節減の手段のように位置づけられているようですが、私自身が非正規労働者になってみて、それは事実だと痛感しました。
 私のように一旦定年退職した者、特に資格も免許も特技も何もなく、年金の支給開始を待つだけの老人は仕方ないですが。
 機会を改めて続きを書きたいと思いますので、今回はこれで。