老人の独り言

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厄介な隣人ロシア

 ロシアの大統領選挙は、予想どおりプーチン氏の圧勝だったようで、今後6年はプーチン政権が継続されることとなります。
 ロシアの侵攻でウクライナが悲惨な状況になってしまい、まったく先が見えません。
 今後について心から心配するところですが、今回の大統領選の結果からは悲観的な将来しか展望できなくなりました。
 現在はロシアですが、その前はソビエト(ソ連ともいってました)でした。
 閉鎖的で得体の知れない国だと感じていましたし、国民も何を考えているのか全然わかりませんでした。
 ゴルバチョフが登場して、ペレストロイカとグラスノスチを掲げた時は「ソビエトが変わる」と思いましたが、長い時間を経て元に戻ったようです。
 権力者による長期政権であって、権力者は病気で執務不能となっても権力を手放さないという構図ですが、国民によって選ばれているところが従前とは異なっているので厄介です。
 日本はこの『厄介な隣人』との間に北方領土問題を抱えているので、今後の外交のありようとして、相手にしないとか無視するという対応はとれません。
 しかし、安倍元総理が20回以上プーチン大統領と会談したということですが、北方領土は畳1枚分だって返還されていません。
 返還しそうなそぶりを見せ、お土産をたくさん用意してあったところで「いただき」されるだけです。
 北方領土には多くのロシア人が居住していて開発も続いていることから、おそらく返還する気なんてないのでしょう。
 そんなことを考えると、日本は「4島は日本の領土」という主張を堅持しつつ対応は極めて慎重に前のめりにならずに、という方向が望まれる。
 返還しそうな雰囲気を漂わせつつ「やらずぼったくり」の可能性濃厚で、挙句の果てには「領土問題は解決済み」や「両国間に領土問題は存在しない」ということでしょう。
 見え見えですね。