老人の独り言

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横柄な国会議員

 子供の頃、国会議員の数は衆議院議員が511名で参議院議員が252名、合計763名だと暗記していました。
 それから約50年になろうかという現在は、衆議院議員が465名で参議員議員が248名、計713名ということで、50名減少しています。
 この数字が妥当なものかは誰もわからないと思いますが、かなりの人数であることは確かで、自民党の裏金問題はありましたけれども、それは置いといて、ほとんどの議員の方々が国民のために日々奮闘していると信じたいところです。
 それにしても、700名を超える国会議員については、ほとんど顔も名前も知らなくて、 知っているのは現閣僚や閣僚経験者、有名な二世議員、各政党の党首、マスメディアに頻繁に登場する議員、地元(都道府県)出身の議員等でしょうか。
 そんな状況ですから、ほとんど知らないといっても過言ではありません。
 それで、今週話題になったのが、歌手の吉幾三さんに苦言を呈された『横柄な国会議員』ですが、私は顔も名前も選挙区も全然知りませんでした。
 しかし、吉幾三さんの苦言に端を発して、当該議員の横柄というか横暴というか、とにかく超モンスターぶりが明るみに出た感じです。
 超モンスターにぶりに、中央官庁の役人も、北海道庁の役人も、札幌市役所等の役人も、航空会社の客室乗務員も、皆どうすることもできず、理不尽な要求であっても逆らえなかったと。
 当該議員は釈明に追われているような気がしましたが、吉幾三さんの苦言がなければ果てしない増長を続けた可能性があります。
 そんなことを考えると、中央・地方の役人や首長に当該議員の言動や対応の実態をマスメディアに語る勇気を与えるとともに、当該議員の反省を促させた吉幾三さんの功績は大きいと思います。
 私は、役人は議員に弱いとずっと思っていました。
 役人は任命権者に任命されただけなのに対して、議員は数十万とかの票を獲得して(民意に押されて)国会なり地方議会なりに出た方々で、一個人というよりも民意の集合体で、民意が服を着て歩いているような感じだと思います。
 民意に基づいて法律(条令)を作ったり、税金の使い道(予算)を決めるという強い役割が与えられています。
 それ故役人よりも優位にあるのは当然でしょう。
 しかし、そうだからといって何でもかんでも自らの意のままにできるとか、法令に違反しなければ何をやってもいいということではないと思います。
 それにしても、モンスターってやつは、国会議員だけではなく日本の社会のあらゆるところに無数に存在しているようで怖いですね。
 クレーマーとかモンスター何とかとか…。